
寒い時期にはかかせないブランケット
巻いたり、羽織ったり、掛けたり、かぶったり。
使い方はいろいろ。
デザインや素材で選ぶのはもちろん、
各ブランドのこだわりや歴史を知って、選んでみるのもおすすめです。
1987年に創業したデンマークのテキスタイルメーカー。
現在では、ウールやアルパカの専門メーカーとして、北欧・ヨーロッパ諸国をはじめ、世界中で評価されています。
上質でありながら、毎日気兼ねなく使える心地いい製品として人気があります。
真冬は15時頃に日が沈んでしまうデンマーク。
冬が長いデンマークでは、家でゆったりとした時間を楽しみ、それを「Hygge(ヒュッゲ)」と呼び、大事にしています。
そんな寒い土地で愛され続けているシルケボーは、
デンマーク王室へ商品を献上するほど。国民の必需品ですね。
ウールに使われているのは、ゴッドランドシープという、
スウェーデンのゴッドランド島にのみ生息する希少な羊の毛。
世界中で、たった0.007%しかいない「幻の羊」です。
厳しい環境下にいるゴッドランドシープの毛は繊維が太く、
しっかりとした肌触りが特徴。
毛足が長い分、空気を含んで熱を逃がしません。
羊の歳によって毛の色が違うので、
職人が選り分けて模様に落とし込みます。
1879年、スウェーデン南西部のクリッパン村で、ヨンス・ベッテル・マグヌッソンによって設立された、
スウェーデンが誇るテキスタイルブランドです。
紡績、染色、織り、製造まですべてを自社で行い、クオリティの高い製品を作り続けています。
クリッパンの長い歴史の中で辿り着いたのが、
エコウールとオーガニックコットン。
高品質と環境保護の両面から、
天然素材にこだわり続けています。
ブランケットに使われている羊毛は、
全て社長ヨスタ・マグヌッソン氏により選定されます。
その品質を見抜く確かな目が、
ハイクオリティな製品作りへと繋がります。
色合い・手触り・丈夫さ・デザインに一切妥協せず、
使い手の歩みともに風合いを重ね、長く使える製品を目指しています。
新しくもどこか懐かしさを感じさせる、気取らない佇まいが多くの人に好まれています。
圧倒的なあたたかさの100%ウールは、
扱いが難しく、職人泣かせな繊維。
日本一の毛布の産地、泉大津の職人によって
BasShuの理想的なブランケットが、
ついに具現化されました。
50年以上も歳を重ねた、たった1台の織り機。
時間をかけて織り上げるため、一日に織れるのは10枚程度。
毎日機械が奏でる音に耳を傾け、少しの異変も見逃しません。
時には、職人自らの手で修理を重ねながら作業をします。
遡ること約100年前。物資がない時代に、廃材と紡いだ糸で、フェルト製品を作る会社から始まりました。
時代のニーズに合わせて業態を変え、1973年に「ラプアン カンクリ」という名の会社が設立。
今も創業当時から変わらない良質なものづくりで、暮らしに寄り添う上質なテキスタイルが日々織られています。
ウールの素材選びにも慎重で、柔らかいものは南米、
固めのものはニュージーランドや北欧諸国から輸入し、
プロダクトに最適な素材を厳選して仕入れます。
素材選びから始まり、厳重な管理体制の元で作られる製品は、家庭で使われることを最も意識した、
機能性と耐久性を備えた製品となり、高い評価を受けています。
LAPUAN KANKURITは、
フィンランド語で「ラプアの織り手たち」という意味。
木工やテキスタイルの手仕事が盛んな町で創業され、
受け継いだ経験と技術により、世界に知られるブランドに。
また、家族経営のラプアンカンクリは、
工場で働く人々を家族のように大切にしてきました。
世界中から愛され続けている秘訣は、
身近な人を大切にすることなのかもしれません。